新年あけましておめでとうございます。なかなか筆が進まない「九州は今日も元気です。」ですが、今年はできるだけ、更新していきたいなって思っていますが。どうなることやら?
2018年1回目は、佐賀県有田町。有田といえば、やはり焼き物。世界から見ても名高い有田焼。この街に歴史とともに育ったもの。それは一体なんなんでしょうか?
推計人口: | 19,990人 |
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名産: | 有田町(ありたちょう)は、佐賀県の西部に位置する町で、西松浦郡に属する。日本の伝統工芸品の1つ、有田焼の産地として知られている。古くからやきものの町として有名で、1616年に朝鮮人陶工李参平らによって泉山に陶石が発見され、日本で初めて磁器が焼かれた。佐賀藩のもと谷あいに「有田千軒」と呼ばれる町並みが形成され、繁栄を極め、この町並みは、現在も歴史的価値の高い建物が数多く残っており、1991年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。 |
観光名所: | 有田内山/陶山神社/歴史と文化の森公園/佐賀県立九州陶磁文化館/竜門峡/岳の棚田 |
ときは太平の世、この有田の地にて、日本で初めて磁器が焼かれました。
それ以来、佐賀藩のもとで磁器生産は本格化し、有田千軒と呼ばれる町並みが形成され繁栄を極めました。
またその一方で谷あいの風景に棚田という特徴的な景観を持つ稲作地として、米どころとしても名を馳せました。
先代の酒井田柿右衛門も、また井上萬二先生も、共に「伝統」という言葉に継承だけではないという話をされています。
古くから受け継がれしものを、受け継ぐ。
それは伝承に過ぎない。伝統というものは、それを現時代に合わせて進化させゆくものぞ。と
伝統工芸というものを受け継ぐ者として。至極、当然の答えなのかもしれないけれど。そうでもしない限り、埋もれ朽ち果ててゆくものだという危機感が、この有田焼という世界に通ずるブランドを磨いてゆくただ1つの動機なのかもしれないですね。
これから生まれし子どもたちに。我々が残していかないといけないもの。それは受け継ぎ、そのタスキを渡す。だけでは足りないということなのかもしれません。その時代に適した故郷にしていく。それこそが故郷を愛する我々の未来永劫の使命なのです。
太平の世に生まれた有田焼と有田の町並み。これを未来永劫残していくために育まれたもの。それは、決して今カタチあるものに満足しない、飽くなき冒険心を下地に持った挑戦者たちの表現力なのかもしれません。