およそ1200年前。この地に1つの神社が建立されました。
そう、それが八女津媛神社(やめつひめじんじゃ)。八女という地名のいわれとなる女神さま。それが八女津媛です。それから1200年ものときが流れ、五穀豊穣・無病息災の神として、近年ではパワースポットとしても人気を得ています。
皆様、こんにちは、「九州は今日も元気です。」はじまりますよ。今日は福岡県八女市です。
推計人口: | 64,494人 |
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名産: | 八女市は福岡県の南部、福岡市から南へ約50キロメートルに位置し、北は久留米市、広川町、西は筑後市、南は熊本県、東は大分県に接しています。豊かな大地に育まれ、古代から栄え、八女丘陵には岩戸山古墳をはじめ多くの古墳があります。また手すき和紙・仏壇・提灯などの伝統工芸品や茶・電照菊・椎茸などの農産物も自慢のひとつです。 |
観光名所: | 霊巌寺の奇岩/八女津姫神社/納又滝/宝山熊野神社/松尾弁財天/岩戸山古墳/蹴洞岩/ハート岩 |
八女市。その成り立ちは数奇な運命で、独特な進化を成し遂げた街です。時は天下泰平の世が訪れし、徳川家康が江戸に幕府を開いたあたりまで遡ります。余計な争いごとを起こさぬように。この平和な日々が未来永劫続くように。ということで、藩主となった田中忠政が嗣子が無く、柳河藩田中氏は無嗣断絶となり改易されました。
結果1621年八女福島城は廃城となりました。ここから城下町としては途絶えましたが、武士なき後、承認職人の在方町、また交通の要衝の地として、栄えていくのです。
ところで、八女市の福島には八幡宮が近距離で2つあります。土橋八幡宮と福島八幡宮。武士がつくった土橋とその後、商人職人でつくった福島。そういう歴史もまた面白いものです。
八女提灯に八女の燈籠人形に雛人形。さらには石灯籠。そして土地柄信仰心の厚い八女では1821年から仏壇づくりがはじまりました。九州仏壇の源流でもあります。また提灯にも用いられる手すき和紙も引きが強く、腰が強いのが特徴で、棟方志功も愛用されていたようです。他にも和ごま、八女矢、竹細工、桶などの曲物。このあたりも有名です。
そして、その街人たちがこよなく愛したのは、昼はお茶。夜は日本酒。八女の日本酒、繁桝に喜多屋。黒木町までいくと、黒木の藤棚を提供した後藤酒造場に、甘酒でも有名な旭松。そんな矢部川の水を使った喉越し柔らかな日本酒が愛されてきました。
八女福島の白壁通り。これからまた町おこしして、情報発信されると思います。お時間あれば。
是非。旅のお供には温泉水99八女福島の白壁通りにある恵比寿酒店でも販売されています。