口元に伸びる「ほうれい線」は、目立ってくるとそれだけでぐっと老けた印象に。日頃のお手入れ、スキンケアはもちろん、体の中からしっかり対策をして、ほうれい線のできにくい“潤いハリ肌”をキープしましょう。
【「腎」「脾胃」の不調も「たるみ」の原因に】
35歳を過ぎると今までと違う心身の変化を感じるようになり、42歳を過ぎると更に髪や肌に気になるサインが強く現れてきます。この変化は「腎」の状態の変化でもあります。 腎は生命エネルギーの源「精」を蓄え、体の老化や骨の状態と密接に関わる臓器。そのため、加齢とともに腎が衰えると、皮膚の老化、骨密度の低下(骨粗鬆症)などにつながり、皮膚がたるんでほうれい線が目立つようになるのです。また35歳は“陽明経絡(ようめいけいらく)が衰え始める時期 ” ともされています。陽明経絡とは「 脾 胃( ひ い)」(胃腸)につながる気・血の通り道。この経絡が衰えると、脾胃の働きが弱くなり、体の栄養が不足しがちになります。
【ほうれい線を薄くする基本のケア】
フェイスマスクや温熱湯気浴アップマッサージをしたりして、ほほのたるみとほうれい線をケアしましょう。
キレイの秘訣はカラダの内側ケアで決まり!!
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【免疫機能を整えて健康なカラダに!】
邪気は体の表面から侵入します。特に鼻は「肺の竅 (きょう)(肺の穴)」とも呼ばれ、邪気が侵入しやすい部位といわれます。しかし、気の不足により邪気を出しきれず、肺機能のバランスが崩れると、水分代謝に影響し、鼻水が止まらない・鼻づまり・たんが出るなどの症状になるとされています。
症状を悪化させないために、水分代謝と関係の深い「肺」、「脾胃(ひい)」(胃腸)、「腎」を健やかに保つことが大切です。食事の乱れ、過労、寝不足、ストレスなどの生活習慣が続くと、これらの臓腑の気を消耗し、体の抵抗力を下げる原因になります。また、体の表面のバリア力の不足にも繋がるため、邪気が侵入しやすい穴だらけの体になってしまいます。